第25回合同運動会
5月3日に合同運動会が行われました。今年度のテーマは、「皆の笑顔が金メダル!つくしンピック」。当日は天候にも恵まれ、グラウンドに集まったご利用者様の表情を見ると、「今日は絶対に勝つ」という意気込みが感じられる様子でした。開会式が始まると、いよいよ運動会が始まるという気持ちからか、やや表情が硬くなっているご利用者様もいました。トロフィー返還後に準備体操が行われ、次第に表情が和らいでいきました。今年の運動会は、競い合う競技もあればレクリエーション要素を取り入れた競技もあり、紅組(真壁授産学園)白組(真壁厚生学園)に分かれ、皆さん競技に参加されました。
競技が始まると、各チーム一致団結し、一生懸命応援する姿が見られました。その中でも、特に盛り上がった綱引き、職員対抗ミックスリレーは白熱しました。
綱引きは、競技時間30秒という短い中、開始から15秒程拮抗状態で綱が動かない状態でしたが、紅組の「1、2 1、2」の掛け声でリズムを作り、一気に綱を自分チームの後方に向かって引っ張り上げました。1本勝負でしたが、30秒間に全てを賭けたという思いで全力を出していました。勝った紅組からは、「やったぞ!勝った!」という喜びの声が飛び交い、残念ながら負けてしまった白組からは「負けたー!悔しい!」という声と悔しいという思いを、体で表現するご利用者様もいました。綱引き終了後、両チームのご利用者様からは、「勝ち負けはあったけれど、何も考えず、一生懸命綱引きに集中出来た30秒でした。」と清々しい表情で語ってくれました。
職員対抗のミックスリレーでは、応援するご利用者様の声を一身に背負い、それぞれの職員がスタート位置に付きました。職員は緊張した表情でスタートを待っており、いざバトンが渡されると、普段見せないような表情で一心不乱にグラウンドを駆け巡る姿が見られました。職員が自チームのテント前まで行くと、ご利用者様から「〇〇さん頑張れー!」「追いつかれるー!」「抜かせー!」等、熱い声援が飛び交いました。ミックスリレーが終わると、職員から「普段全力を出して走るという事が無く、頭で考えているような走りが出来ず、運動不足を痛感しました。」「ご利用者様から応援され、負けられないという思いで走りました。」等、息を切らしながらインタビューに答えていました。
全ての競技が終わり、いよいよ成績発表。紅組が勝つか、白組が勝つか、緊張した面持ちで両手を組み天を見上げるご利用者様もいました。今年の優勝は白組と告げられると、白組のご利用者様、職員共に喜びの歓声が轟きました。
勝ち負けはありましたが、一生懸命に取り組むという姿勢はいつ見ても素敵な事だと思える運動会となりました。