筑紫会では、毎年真壁授産学園と真壁厚生学園合同で防災訓練を行います。今回は震度6強の地震が発生後、火災が発生という想定で行いました。

訓練中は本番を想定し非常ベルや誘導アナウンス（機械）を起動させ、職員も地震や火災が発生した時に、放送機材を活用しご利用者様にはっきり聞こえる声で「地震が発生。その場に伏せて下さい」や「〇〇から火災が発生。職員の指示に従いながら落ち着いて避難して下さい」等のアナウンスを行っています。ご利用者様は、職員のアナウンスを聞き、避難場所まで誘導する職員の指示に従いながら落ち着いて移動しています。また、ご利用者様同士で手を繋いで移動する姿や、避難場所で点呼をする際言葉がなかなかでないご利用者様に対し「ここにいます」と報告して下さる方もいました。職員だけがご利用者様の命を守るために訓練しているのではなく、ご利用者様自身も自分の命と、一緒に過ごしているご利用者様の命を守る訓練になっていると改めて感じ、ご利用者様が職員のサポートをしてくれるという心強さも今回の訓練を通して感じました。

今後の訓練において、改善していかなければならない課題も多くあったように思います。自然災害はいつ、何時起こるかわかりません。常に防災の意識を持ちながら筑紫会の一員として全員が同じ行動がとれるよう訓練に励んでいきたいと思います。