小山加奈子

高校生の頃、就職活動のため何気なく参加した合同企業説明会で筑紫会を知りました。
当時家から学校までを毎日１時間かけて自転車で通っていた私に、ブースで説明をしてくれていた職員の方が「根性あるね！あなたならうちの施設でしっかりやっていけるよ」と感心してくれたんです。
地元で働きたいという考えもあったため、取り敢えず見学に行ってみようと思いました。
後々分かったんですが、妹が学生ボランティアとして、毎年筑紫会の夏祭りや学園祭に参加していたんです。そのことでより身近に感じ、入職したいという思いに至りました。

調理員として自分が作った食事を、ご利用者様や職員の方々に「美味しい」と言っていただけた時に、やりがいを感じます。
皆様に「美味しそう」と思っていただけるよう、盛り付けや彩りにもこだわっているので、それに気付いてもらえたり、一口食べた後の笑顔を見ると、やはり嬉しいです。
仕事内容に関しても、最初はご飯を炊いたりお味噌汁を作ったりなど簡単なメニューからはじまり、段々と和え物や煮物などの難しいメニューの調理も任されるようになっていきます。
私も一通りの調理は任されるようになってはいますが、まだ味付けが上手くいかない時があるので、細かい所まで気を配りつつ、スキルアップを目指して頑張っています。

職員、ご利用者様ともに明るく気のいい方たちばかりで、笑顔と会話が溢れる職場です。
フレンドリーに接してくれる方が多く、分からないことがあると、親身になって対応してくれます。
厨房の職員に関しても、毎日皆様に美味しい食事が提供できるよう、仕事を分担しながらひとつの料理を作るので、チームワークを大切にしています。

私たちの仕事はシフト制ですが、こまめに休日があり、連休もあるため、家でゆっくりと自分の時間を過ごすことができています。
私の場合は、気分転換がてらに部屋の掃除をしたり、映画を観て気分をリフレッシュしています。出掛けることも好きで、小旅行気分でちょっと遠くまで出かけたりします。
また、事前に希望休を申請することもできますし、有給休暇も取りやすい環境です。

商業高校を卒業して筑紫会に入職した私は、はじめ調理や支援に関する知識や技術が全くありませんでした。
もちろん不安や迷いはありましたが、「筑紫会で働いてみたい」という気持ちを大切にした結果、徐々に知識や技術を身に付けることができ、今に至ります。
「考えるよりも、まずはやってみよう」が、私のモットーなんです。もちろん、何事においても不安や迷いは出てきますし、それが自分の人生において大きなイベントであればなおさらだと思います。
もし、やってみたいことで悩んでいるのなら、その「やりたい」という気持ちを大切にして、色々なことにチャレンジして下さい。